音たどる遊覧 〜企画を終えて〜

今回、私たちの自主企画ライブイベント「音たどる遊覧」にお越しいただいた皆さま、対バンしてくれた最高のバンドたち、ハイセンスな転換DJのお二人、下北沢モナレコードのスタッフさん、改めて本当にありがとうございました。
初めての企画を大盛況で終えられ、安堵と余韻に浸っているところでございますが、少し企画について振り返ろうかなと思います。
ご参加いただいた方も、当日お越しいただけなかった方も、お時間ある時に目を通してみていただけると嬉しいです。

– 企画のコンセプト –
今回は何か情景を見せてくれるような音楽性を持ったバンドを集めました。
Nurは季節性ある景色や都市、水面のような穏やかさなどバラエティに富んだ情景を。Cüllはその澄んだ歌声と巧妙な音楽性から、何か枯れた風景に残された一輪の美しさを。ハシビロコウズは宇宙や海を泳がせてくれる神秘的で幻想的な空間を。そして私たちも1曲1曲にイメージするシーンを込めています。
聴かれる方々がゆったりとその音を感じて、たどって、想像する情景の中を遊覧してほしい。そういう想いから「音たどる遊覧」というタイトルに決めました。皆さまの想い想いの情景を遊覧していただけたでしょうか。


– 自分たちの耳で選んだ音楽を –
初めてのことだったので、基本的にはシンプルに4バンドでのライブイベントをやることにしたんですが、各地で行われているライブイベントと比べて、少しでも長く思い出に残ってもらえるイベントにしたいなとは考えてました。
まず出演バンド探し。心に決めていたのは、自分たちが実際に聴いて良いと思ったバンドだけを呼ぼうということ。そうじゃないと、お越しいただく方々に失礼だと率直に思ってました。今回は自分たちの耳を信じて選びました。本当に素晴らしいバンドが集結したと思います。
 
– お手軽価格で全部を楽しんでほしい –
チケット料金の設定については、可能な限りまで安くしようと思っていました。普段ライブハウスに行かれる方はわかると思うのですが、1ドリンク含めて2,500円〜3,000円でお目当ての1〜2つのバンドを見る感じじゃないですかね。これって結構ぼったくってる気がするんです。私たちはバンド活動で儲けを出そうとかは一切考えていないので、赤字にならない限界までチケット料金を下げて、4バンド全部をお目当てに来て終始楽しんでもらって、本当に満足してお帰りいただきたいと考えてました。
あと全バンドを総じて予習できる特設サイトも必要だと思いました。こんな良いバンドが4組も揃ってこの料金なら贅沢だと、感じてほしかったんです。だって本当に良いバンドが揃ったから・・・。


– 楽しんだあとはお土産 –
お土産のコンピレーションCD。これは必ず無料でお配りしようと考えてました。今まであんまり聴いていなかった曲が、ライブで聴いた途端に好きになって、音源も聴き始めるみたいなことってありますよね。良いライブのあとは、当日の楽曲の音源で余韻を噛み締めたいはずなんです。だから絶対全バンドの曲を盛り込んだ音源を持って帰ってもらって、余韻に浸ってもらえるようにしようと。

あと今回はDJさんをお呼びしまして、転換中のBGMをお願いしたんですけど、結構転換中にかかっているBGMって気になるんですよね。ん?この曲いいな〜誰だろう?という感じで。これはご要望もあったので、当日流したトラックリストをお土産に混ぜ込もうと決めていました。こっちでも良い音楽の発見に繋がってもらえたら嬉しいです。


出演バンドへの感謝

出演バンドとの出会いや感謝を少し書こうと思います。対バンの皆とは4月に顔合わせで飲みに行きました。企画のコンセプトとかお願いを直接伝えておきたかったし、バンド同士で打ち解けたほうが当日の雰囲気もよく、お越しいただいた方々により心地よい音楽を奏でてくれるかなーなんて思って。

– Nur –

最高のトップバッターでしたね!「euclase」というSE曲で登場して、いきなり彼らのキラーチューンである「city」。爆発する最後の一連のサビにいきなり引き込まれたのではないでしょうか!
Nurとの出会いは2018年10月。Twitter上でたまたま彼らのスタジオでの演奏動画を見つけて、すごく良かったので声かけて、デモCDもらいに行ってギターのキャロウェイ氏(Twitter)とお茶したんです笑 でライブも見に行って本当にかっこよくて。今回の企画には最初に呼びました。Nurはトップバッターって決めてました。Nurの楽曲はバラエティ豊富で、正直何番手でもいけるんですよね。ただ今回の出演バンドの中では一番会場の雰囲気を作れるバンドだと思って。期待通りにトップの仕事を果たしてくれました。最高。




– Cüll –

2番手はCüll!今回では唯一のボーカル入りバンド。SoundCloud上でポストロックを漁ってたら、偶然にもCüllの「言葉の行方」という楽曲を見つけたんです。衝撃でした。メロは5拍子でサビは3拍子みたいな巧妙なポストリズムに、メロディックなギターリフとうねるベース。おしゃれ。そして清らかに包み込む女性ボーカルですよ。本当にヘビロテしました。
Twitterで年始のライブを知って、Cüllに連絡して聴きに行ったんですよね。懐かしい。ストレートに景色を見せるNurとはまた違って、良い意味でリスナーに考えさせるような音楽性なんですよね。
ただお話したことがなかったので、誘っていいものか少し迷って出演依頼が遅くなってしまったんです。結構準備とか急がせてしまった・・・。それでも協力してくれて、本当に感謝です。




– ハシビロコウズ –

そして3番手はハシビロコウズ!彼らは2019年2月9日のモナレコードさんでのライブで対バンしました。最初はバンド名からコミックバンドだと思ってて、ハシビロコウズが始まった時はかなり後ろのほうで聴く気も半分で立ってて。と思いきや幻想的でエモーショナルなサウンドが聴こえてきて、気づいたら最前列で聴いてました笑 なんだろうこの音楽性・・・って。独特。
ハシビロコウズの今回のセットリストには、個人的に一番好きな「クラゲサイエンス」という曲が入ってなくて。当日のリハの時にやってよって頼んだら、本番でやってくれました笑 なのでコンピレーションCDに差し込んでるセットリスト一覧には「クラゲサイエンス」は書いてないんです。
彼らは対バンで唯一の学生さん。でもすごく面白い独自の音楽性。さすが深海のコミックバンド。水族館で演奏してほしいな。




– PICTURE ROOM –

僭越ながら企画主ということでトリを飾らせていただきました。今回はセットリストをこれまでと変え、曲も半分入れ替えて臨みました。いかがでしたでしょうか?PICTURE ROOMとしては、2018年10月に結成して今回で7回目のライブ。まだまだ場慣れしているとは言えない経験数だけど、お金を払って来ていただいている方にその時の一番の演奏をしたい。そんな想いを持ちながらも不安なステージ上でいつも背中を押してくれるのは、メンバーの皆なんです。私たちはあんまり目を合わせて演奏したりしないんですけど、それでも一緒に立っているだけで不思議と緊張から楽しさに変わっていくんです。メンバー全員に感謝。
最後に演奏した「Traffic」という楽曲。これは一期一会をテーマにしています。人生の中でいろんな方にお会いして、いろんな出来事が起きて、別れもあって、その1つ1つの出来事が尊くて、それが都市を上から俯瞰して見たときの交通流みたいだなーとか想像して作りました。この出会いを大事にします。これからもよろしく。
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DJさんへの感謝

今回はアサミくん(Twitter)とアイハラさん(Twitter)のお二人に転換DJをお願いしました!うちのベースのhanaがDJ界隈でも顔が利いてお二人とつながりがあって、これまでもPICTURE ROOMのライブを聴きに来てくれてました。今回は自主企画ということで、転換DJをお願いしたら即レスOK!フットワークの軽さもすごい。転換DJってすごく大事なんですよね。バンドが単発でのビッグパフォーマンスであるとすると、転換DJは雰囲気作りを担うイベントの基盤的な存在。選曲や構成によってイベントの雰囲気や居心地が大きく変わるんです。
今回のお二人は本当に素晴らしいDJさん。「音たどる遊覧」のコンセプトを理解してくれて、各バンドの音源も聴き込んでくれて、このイベントのために相当考え込んで選曲と構成作りをやってくれました。
6月2日に渋谷OTOにノイズやアンビエントなどのマニアックなDJイベント、6月29日に渋谷エッジエンドにてインディーエモ系のDJイベントを行うようです。興味ある方はどうでしょうか!新しいジャンル開拓になるかもです。


イラストレーターさんへの感謝

今回のフライヤーのイラスト、すごく素敵ですよね。それぞれのバンドが見せる情景にゆったりと浸っている感じ。我らがイラストレーターげなく先生(Twitter)でございます。
アーティストイメージ含め、私たちに関するすべてのイラストをお願いしています。彼は実は会社の後輩で、本業のITをやりつつ趣味でイラストを描いています。たまたま会社内のプロジェクトで一緒になって、イラスト描いてるって知って、それからずっとお願いしてるんです。毎回、ざっくりしたイメージは伝えてるんですけど、彼も相当なアイディアマンで、面白いアレンジが加わったラフ画が送られてきて驚かされます。そこに微修正レベルの要望を出して調整してもらって、イラストが出来上がっていきます。彼は音楽も好きなので、言葉にしにくい感覚も汲み取ってくれて、本当に助かっています。
一般の依頼もDM等で受け付けていますので、ご興味ある方はぜひ。


お越しいただいた皆さまへの感謝

「音たどる遊覧」は会場キャパ相当の60名以上の方々にお越しいただくことができました。貴重なお休みに時間を割いて足を運んでいただき、本当にありがとうございました。感無量でした。お仕事なのに休みを取ってまで来てくださった方もおりました。ライブハウスという場に慣れない中で一歩踏み出して来てくださった方もおりました。普段はかなり遠方にお住まいであるのに来てくださった方もおりました。公演中ずっと撮影してくださっている方もおりました。


終演後に全ての皆さまへご挨拶と御礼をさせていただきたかったのですが、今回は昼イベントということで、夜イベントがつかえている関係もあって時間短く、全員へのご挨拶が叶いませんでした。取り置きリストを見て、メンバーと分担してご挨拶する作戦も立てていたのですが、それでも間に合いませんでした。お話できなかった方、本当に申し訳ございません。それだけが心残りです。

今回のイベントには、それぞれの興味や想いを持ってご来場いただいたと思います。ご期待にお応えできたでしょうか?「良かった」「楽しめた」「満足できた」という感覚を持ってお帰りいただくことができたでしょうか?少しでも良い体験として感じていただけていますと幸いです。本当に本当にありがとうございました。


私たちは今後も音楽を続けていきます。今後は公演を絞り、1回1回の体験の質にこだわっていきたいと思っています。それは全然違う場所での公演であったり、アコースティックな編成での公演であったり、ゲスト楽器を加えての雰囲気を変えた公演であったりと。これまでのライブハウスでの公演とは違う良さを出していけたらと考えています。音源や作品についても随時作っていく予定です。音源やライブなどどのような形でも構いませんので、PICTURE ROOMならびに、Nur、Cüll、ハシビロコウズを今後ともよろしくお願いいたします。


PICTURE ROOM
Gt. 斗澤

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